↑ Topへ
 
++ イノシシ ++
 和名   イノシシ
 英名   wild boar
 科名   イノシシ科


  低山帯から平地にまで棲息し、食べ物を求めて農耕地などの人家の近くにも出没することから様々な地域で農林業被害も報告されている。平均寿命は十年程、雑食性。通常春から秋にかけて年一回、子を産むが、年に二回、春にも産む事がある。徳之島リュウキュウイノシシは保護に留意すべき個体群とされている。臆病な性格をしているが、必要以上に威嚇すると、実際は荒々しいので注意する必要がある。
++ イタチ ++
 和名   イタチ
 英名   Japanese weasel
 科名   イタチ科


  人家の近くにも出没し、悪さをする動物とのイメージもあり、動きは機敏。カエルやネズミ、昆虫類などを食べるが、水中でザリガニや魚類を捕食することも多い。年二回繁殖する。北海道にはもともとは棲息しなかったが一八八○年代に本州から侵入して定着している。似たような動物でオコジョがいるが、標高の高い地域にしか棲息していないため、鈴鹿ではお目に掛かる事は出来ない。近年は帰化動物のミンクに押されて生息数が減っていることも拍車を掛けている。出会うと幸せになるとも言われている動物である。
++ サル ++
 和名   ニホンザル
 英名   Japanese macaque
 科名   オナガザル科

 
 食べ物を求めて人里まで下りてくる猿は多く、観光地などもあるが、人慣れしていない山奥で出会う山猿は、こちらから威嚇しない限り、いきなり襲い掛かってくるような凶暴な性格を持つものは少ない。大体が十数頭に至る群れで森林に棲み、広い範囲を遊動して生活する。群れは数頭の大人の雄と、それより圧倒的に数の多い雌と、子たちから成る。平均寿命はおよそ二十五年。政所や蛭谷、君ヶ畑など鈴鹿の山麓でも道路に座り込む山猿をよく見掛ける事がある。へたに餌を与えない事。

++ クマ ++

 和名   ツキノワグマ
 英名   Asiatic black bear
 科名   クマ科
 
 東北地方などでは、特に熊に襲われたとの被害が数多く報告されているが、鈴鹿では湖北を除いて、熊出没との事例はあるにはあるが、実際、姿を見たとの報告は無い。子育て中の親子以外は単独生活をする。冬期は樹洞や岩穴や土の穴に籠もって冬眠する。熊が居そうな谷を歩く場合、鈴を付けたり、ラジオを携帯したり、自分の存在をアピールする事がよいという。近距離で遭遇した場合、走ったり、木に登ったり、熊を刺激せずに視線を逸らさず、ゆっくりと後退する事が好ましい。また、持ち物を小出しに捨てるのもよいと聞く。昔、定説であった『死んだふり』は無意味のようである。
++ 鈴鹿と山釣りTop ++